今やらないと損!Cursorでブログ記事投稿を自動化する完全ガイド
「書く」だけに集中したいのに、下書き作成・整形・投稿・差分確認・台帳更新…と、ブログ運用は雑務が多くなりがちです。Cursor を使えば、原稿生成からWordPress投稿、そして管理台帳の更新までを一連で自動化できます。本記事では、実運用中のワークスペース例をもとに、必要な準備・フロー・失敗しないコツをまとめて解説します。
Cursorとは?(一言で)
Cursor は、AIアシストを深く統合したコードエディタです。エディタ内で自然言語からコード生成・編集・リファクタリングができるだけでなく、ターミナル操作とファイル編集を一気通貫で自動化できます。この記事で紹介しているような「記事HTMLの生成→WordPress投稿→台帳更新」の一連の定型作業を、エディタの中から完結させられるのが最大の強みです。
なぜ今、Cursorで自動化すべきか
- 圧倒的な時短: 原稿生成→HTML保存→WordPress投稿→台帳更新まで一気通貫
- ヒューマンエラー低減: タイトル設定やタグ漏れ、誤上書きをルール化で回避
- 標準化: 記事テンプレートと運用ルールをコード化して属人化を防止
- 拡張容易: 画像生成、差分チェック、内部リンク挿入などを順次自動化可能
- すぐ始められる: 既存のWordPress REST APIとPythonだけでOK
全体アーキテクチャ(運用フロー)
- Cursorでワークスペースを開く(例:
/Users/Yusuke/gemini_agent_workspace/
) - 記事原稿(HTML)を作成・保存(テンプレ準拠)
- (既存記事の場合のみ)差分チェックを実施
- PythonスクリプトでWordPressに投稿(新規publish / 既存更新)
management.md
を自動更新(ID/タイトル/URLの台帳反映)
事前準備
1) WordPress REST APIの認証
WordPressのユーザーに対してアプリケーションパスワード(またはBasic認証)を用意します。記事投稿に必要な権限(投稿の作成・更新)が付与されていることを確認してください。
2) Python環境
- Python 3.x
- requests ライブラリ(
pip install requests
)
3) ワークスペース構成(例)
gemini_agent_workspace/
├── update_wordpress_posts.py # 投稿/更新・台帳更新の中核
├── management.md # 記事台帳(ID/タイトル/URL)
├── article_*.html # 各記事のHTML
└── ...
投稿スクリプトのポイント
中核は update_wordpress_posts.py
。以下の仕様を理解すれば、事故のない自動化が実現します。
- 新規投稿:
--html_file
を指定すると publish で即時公開 - 既存更新:
--post_id
を指定して本文/タイトル/ステータス/カテゴリ/タグを更新 - タイトル決定の優先順位:
--title
><h1>
><title>
><h3>
- 台帳自動更新: 投稿後に
management.md
を自動反映
安全運用のコア:差分チェック(既存記事)
curl "https://あなたのドメイン/wp-json/wp/v2/posts/[記事ID]"
で最新HTML(content.rendered
)を取得- ローカルHTMLと
diff
比較 - 差分があれば内容を確認し、意図した変更のみを反映
実行例(新規投稿)
python3 update_wordpress_posts.py \
--html_file /Users/Yusuke/gemini_agent_workspace/article_cursor_blog_automation.html \
--title "今やらないと損!Cursorでブログ記事投稿を自動化する完全ガイド"
テンプレート(推奨HTML構造)
<h1>記事タイトル(<h1>推奨)</h1>
<p>導入文…</p>
<h2>見出し1</h2>
<p>本文…</p>
<h2>見出し2</h2>
<ul><li>箇条書き…</li></ul>
<h2>まとめ</h2>
<p>コールトゥアクション…</p>
画像生成の自動化とコスト
アイキャッチ画像は、DALL·E 3 や他の有償APIで自動生成→自動アップロード→自動設定まで行えます(本記事でも実施)。画像生成APIは一般に従量課金で、解像度や品質により1枚あたり数円〜数十円が目安です。完全無料で運用したい場合は、Stable Diffusion(SDXL) のローカル実行に切り替える選択肢もあります(マシン性能は必要)。
ベストプラクティス
- タイトルは明示: 予期せぬ自動抽出を避けるため
--title
を付与 - 公開前にローカルプレビュー: ブラウザで簡易確認
- カテゴリ/タグはIDで管理: 将来の一括運用に備え、ID一覧を台帳化
- リンクは相互参照: 関連記事の内部リンクを仕込んで回遊性アップ
トラブルシューティング
- タイトルが「No Title Found」になる:
<h1>
を入れるか--title
で明示 - 投稿に失敗: 認証情報/REST API有効化/ユーザー権限を確認。
requests
の導入も確認 - 差分衝突: 既存記事の更新は必ず事前にAPI取得→
diff
確認を徹底
今すぐ始めよう
Cursorなら、ここまで紹介してきた仕組みを丸ごと依頼して自動投稿システムを構築できます。さらに、DALL·E 3などの画像生成を少額の課金で組み合わせれば、アイキャッチの自動生成・自動設定まで含めた“完全自動化”が実現可能です。
そして、GPT‑5を無料で試せる環境やプランがある今、活用しない理由はありません。ブログ自動化に限らず、できることを今のうちに一気にやり切りましょう!
まとめ
Cursor × WordPress REST API × Pythonで、原稿作成から投稿・台帳更新までを完全自動化できます。まずは本記事の手順通りに、1本の新規記事投稿から始めましょう。運用に乗せたら、差分チェックや画像生成、カテゴリ/タグの自動付与など、段階的に自動化の幅を広げていくのがコツです。